漏れ電流方式ではない、NOTO独自の方式を採用し、ケーブル類の劣化による絶縁抵抗値の低下を活線状態で常時監視することができます。
また、電気室にあるような被計測回線の片線とアースへそれぞれ接続するメガー式絶縁抵抗計と同等の取付方法によって
省スペース化および、回線への後付け可能な仕様を実現しました。
従来の絶縁抵抗測定方法
・活線の場合、測定に電源電圧の影響を受けることから、
絶縁抵抗測定時には停電を行う必要があった。
→稼働を止められない機器については、絶縁抵抗値の測定
が行えなかった。
・被測定回線と対地間の静電容量による測定遅延が発生する
ことも、問題として挙げられていた。
有効漏れ電流を用いた絶縁抵抗測定(Ior式)
一般的に交流(AC)しか測定できず、直流(DC)回路は
測定することができない。
可能であったとしても、精度が大きく劣ることが
問題として挙げられていた。
NOTOオリジナルの測定方法を採用!
A:直流電流を印可し、「活線の電源電圧+測定電圧」条件
B:「活線の電源電圧」
本センサーはA回路とB回路を切り替えて2パターンの電流を測定し、その差(A-B)から測定電圧のみの電流値を計算します。
さらに、AB切り替え時の充放電エネルギーが等しいことを利用し、非測定回線と太一間の静電容量の影響を省いて計算を行います。
→従来の測定機にあった問題点を解消して、絶縁抵抗を測定する方法を用いています。